障がい者生活のセイタロウです。
このブログのこの記事をご覧くださりありがとうございます。
私は普段、社会福祉士として障がい者の相談支援業務を担当している相談員なのですが、日々の会議や同業者との間で交わす専門用語について、何となく使っているものの実は詳細までの把握は、ぼんやりだったりするモノも多くあります。お恥ずかしい話なのですが…。
それなので、改めて自分自身への備忘録として社会福祉専門用語を整理してみようと思いました。
また、この【障がい者生活】をお読みいただくうえで、専門用語について詳しくお知りになりたい方々にとっても役立てていただければ幸いでございます。
このページでは、社会福祉専門用語【つ】【て】から始まる専門用語について解説して参ります。
【つ】
対麻痺
【意味】
対麻痺(英: paraplegia)とは、両上肢と両下肢の四肢が麻痺した状態の四肢麻痺とは異なり、両下肢のみの運動麻痺(運動中枢から筋線維迄の内のいずれかの障害によって随意運動ができない状態)がある状態をいう。
特に胸髄以下の脊髄障害及び損傷によるものが多い。
通所介護(デイサービス)
【意味】
通所介護とは、介護保険制度における要介護1以上の者が日中に通って、介護等を受ける通所施設である。
名称としてデイサービスセンターなど呼ばれており、そこへ要介護1以上の者が日中に通い、入浴、排泄、食事等の介護、機能訓練を行う日帰りの介護サービスである。
要介護1以上の者が通所介護サービスを利用することで、介護者が日中に自分の時間を過ごすことができ、介護の負担の軽減にもつながる。
通所介護計画
【意味】
通所介護計画とは、通所介護事業所の管理者が、利用者の心⾝状況や希望、環境等を考慮して、機能訓練の目標やそのサービス内容を書いた計画書を作成義務のある計画書のこと。
計画書は、本人や家族に説明して、交付しなければならない。
通所リハビリテーション(デイケア)
【意味】
通所リハビリテーションとは、要介護者が⽼人保健施設、病院・診療所に通い、理学療法や作業療法等のリハビリテーションを通じて、⾝体機能の維持回復や日常生活の自立を支援する日帰りの介護サービスのこと。
病気で寝込んだ後の回復期や、骨折の後に機能低下が見られる場合などにリハビリが必要とされる。
内容は施設により異なり、入浴のない場合や、リハビリの方法、時間の使い方が異なる場合もある。
【て】
低栄養
【意味】
低栄養とは、人や動物が不健康になっている状態を指す。
栄養失調、栄養不良、栄養不足は、偏食や食料の不足、多すぎたり少な過ぎる食事や一つ以上の重要な栄養の不足した食事により引き起こされる。
デイホスピタル
【意味】
デイホスピタルとは、社会復帰の準備を目的とするところで、昼間の間だけ治療やリハビリテーションを行う医療施設のこと。
一般的には⽼人病棟、精神病院に併設されている。
定位家族
【意味】
定位家族とは、自分が生まれ育ち、社会化された家族のこと。
実の父・母・兄弟や姉妹のことで、自分が生まれ育った環境(社会)の家族のことを指す。
自分が結婚してつくった家族のことを、生殖家族という。
適応機制
【意味】
適応機制とは、欲求不満などで切迫した状況におかれた場合、自己を守るためにさまざまな手段を用いること。
防御機制ともいう。
適応機制にはさまざまな種類があり、逃避、抑圧、退行、拒否、同一化(同一視)、投影(投射)、置き換え、昇華、代償、補償、反動形成、合理化、攻撃がある。
伝導難聴
【意味】
伝導難聴とは、音を聞き取る耳の器官の内、外耳から内耳までの伝音器官の病変で聞こえ方が悪くなること。
点字
【意味】
点字とは、視覚障害者が触覚で読む字で、点(盛り上がり)で文字・数字を表現する触文字のこと。
通常用いられる点字は横2×縦3 の6 つの点で表される。
ユニバーサルデザインの普及に伴い、さまざまな家電や共用設備に点字が用いられている。
パーソナルコンピュータへ接続して使用する周辺機器として、点字プリンターや点字ディスプレイといった機器で、点字を表現するもがある。
天井走行式リフト
【意味】
天井走行式リフトとは、天井に設置したレールに沿って移動させる吊り上げ機器で、布などで出来た専用の吊り具を使用して利用者を吊り上げ、そのまま目的の場所に移動させることができるもの。
介助者の介助量の軽減に役立つ。
電動⾞イス
【意味】
電動⾞イスとは、手首を傾けるなどの小範囲の動きによって操作することが出来る装置を備え付けた、バッテリーを搭載したモーターで車輪を駆動することが出来る⾞イスのこと。
大きく分類すると、電動車イスと、車輪部分へ電動ユニットを取り付ける簡易電動車いすの2タイプがある。