社会福祉 専門用語備忘録【う】【え】【お】

社会福祉泉温用語うえお

障がい者生活のセイタロウです。
このブログのこの記事をご覧くださりありがとうございます。

私は普段、社会福祉士として障がい者の相談支援業務を担当している相談員なのですが、日々の会議や同業者との間で交わす専門用語について、何となく使っているものの実は詳細までの把握は、ぼんやりだったりするモノも多くあります。お恥ずかしい話なのですが…。

それなので、改めて自分自身への備忘録として社会福祉専門用語を整理してみようと思いました。

また、この【障がい者生活】をお読みいただくうえで、専門用語について詳しくお知りになりたい方々にとっても役立てていただければ幸いでございます。

このページでは、社会福祉専門用語【う】【え】【お】から始まる専門用語について解説して参ります。

【う】

ウェルビーイング

【意味】

ウェルビーイング(well‐being)とは、個人の権利や自己が掲げる目標の実現が保障され、なおかつ身体的や、精神的や、社会的に良好な状態にあることを意味する考えである。

最低限度の生活保障サービスだけではなく、人間的に豊かな生活の実現を支援し、人権を保障するための多様なソーシャルサービスによる支援によって達成される。

内田クレぺリン検査

【意味】

内田クレぺリン検査とは、ものごとへの取りかかりや滑り出しの良し悪し(発動性)や、ものごとを進めるにあたっての気分や行動の変化の大小(可変性)や、ものごとを進めていく上での強さや勢いの強弱(亢進性)の動作から、能力面の特徴や、性格・行動面の特徴を把握する、国産の心理テスト第一号の精神検査である。

関連リンク:内田クレぺリン検査


【え】

ALS(エーエルエス)

【意味】

ALSとは、筋萎縮性側索硬化症(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう、amyotrophic lateral sclerosis 、通称 ALS )重篤な筋肉の萎縮と筋力低下をきたす神経変性疾患で、運動ニューロン病の一種である。

進行が速く、半数進行が速く、半数程が発症後3年から5年で呼吸筋麻痺で死亡する(人する(人工呼吸器の装着による延命は可能)。

治癒工呼吸器の装着による延命は可能)。治癒 の有効な治療法は確立されていない。

エヴァリュエーション

【意味】

エヴァリュエーションとは、クライエント(相談者・利用者)の援助終了時などに、関わった援助過程において、効果の判定や将来予測、改善点などを検討することで、事後評価ともいう。

障害者特定相談支援事業所の相談支援専門員が作成するサービス等利用計画や、介護保険居宅介護支援事業所の介護支援専門員が作成するケアプランにおいて、相談者や利用者が支援を受けて、目標達成や、契約終了や、更なるしてーじ並行していく場合に事後評価をする段階。

①インテーク(受付・受理)↓

②アセスメント(面談・情報収集)↓

③プランニング(サービス等利用計画やケアプランなど)↓

④インターベンション(介入・サービス提供)↓

⑤モニタリング(評価・確認)↓

⑤の次に③に戻って再プランニングとなるか

⑥エヴァリュエーション(事後評価)

⑦ターミネーション(終結)

という一連の流れの⑥番目。

ADL(エーディーエル)

【意味】

ADLとは「Activity of Daily Living」の略で、「日常生活動作」または「日常生活活動」とされる。

人が自立して生活する為の基本的活動(動作)の事で、食事、排泄、着替え、起居、整容、入浴、移動等がある。

障がい者や高齢者など、生活するのに困難な身体機能や脳機能の低下がある方が、リハビリなどを行ってADLを向上させる、といったように使用します。

エリザベス救貧法(1601年)

【意味】

エリザベス救貧法とは、1601年に制度化されたイギリスの公的扶助制度で、救済の対象者を、労働能力のある貧民(有能貧民)、労働能力のない貧民(無能力貧民)、親が扶養できないとみなされる児童(児童)の3つに分類した制度。

嚥下障害

【意味】

嚥下障害(えんげしょうがい)とは、水分や食物を口腔に取り込んで、咽頭→食道→胃へと送り込む機能が、脳血管疾患などが起因する麻痺によって機能障害をきたした状態。

園芸療法

【意味】

園芸療法とは、第二次世界大戦後のアメリカで、戦争で傷ついた兵士の精神的・肉体的回復の為のリハビリテーションとして始まったとされている。

⾝体が不自由になった障害者・高齢者に対して、植物を育てることで生活改善、機能回復や⽼後の生きがいなどを見出してもらう療法の一つである。

日本では1990年代に入り紹介され、「園芸療法士」という⺠間の資格もできている。

 

エンパワメント

【意味】

エンパワメント(エンパワーメント(empowerment)はとも表記される)とは、一人一人の誰もが潜在的に持っているパワーや個性など、人が持っている力を引き出し、自己選択自己決定で、個人や集団の潜在能力を発揮させる考え方。


【お】

OT(オーティー)(作業療法士)

【意味】

OTとは、作業療法士(occupational therapist)の略称で、高齢者や障害者(精神・知的・身体)に作業療法を提供する医療資格の一つである。

厚生労働大臣の免許を受けて、医師の指示の下に、作業療法士の名称を用いて、作業療法を行う事を業とする者をいう。

オストメイト

【意味】

オストメイトとは、疾患や身体障害によってストーマ(人工肛門・人工膀胱)を造設した人を指す言葉。

ストーマとは、様々な病気や事故や障害などが原因で、腹部に作られた便や尿を排せつする出口のことを指す。

関連リンク:オストメイトやオストメイトマークについて

オレンジプラン

【意味】

オレンジプランとは、2012年9月に厚生労働省が公表した認知症施策推進5か年計画のことで、2013年から2017年までの5か年計画であり、認知症に関する主な7つの政策課題を示したもの。

2015年1月には、認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)が発表されている。

関連リンク:厚生労働省 認知症施策

音声障害

【意味】

音声障害とは、声がかすれたり、本来の自分と違う声が出るなどの異常が一時的ではなく、度々繰り返されたり、継続する。

ポリープなど声帯の異常で起こることがあるが、心理的な要因や、全⾝の病気などで起こることもある。