【車いすの旅】沖縄『ゆいレール』に乗ろう!

【車いすの旅】沖縄『ゆいレール』に乗ろう!

はじめに

障がい者生活のセイタロウです。
このブログのこの記事をご覧くださりありがとうございます。

私は、頸髄損傷C6四肢麻痺という比較的重度な身体障害がある手動車いすユーザーなのですが、旅行が趣味で、時には念入りにバリアフリーユニバーサルデザインが整っているか調べ、また、時には何の下調べもせず行き当たりばったりで非バリアフリー非ユニバーサルデザインあえて楽しむ(最近はこちらのスタイルの方が多いかも…)スタイルで旅行に出かけています。

そんな私が、全国津々浦々…というのは大袈裟ですが、「車いすの旅」として様々な観光名所に行った際のバリアフリーやユニバーサルデザイン情報を発信して、このブログをご覧になったご本人や、友人や、ご家族や、ご親戚等の車いす利用者の方が少しでも安心して、「車いすの旅」を楽しむための情報として、お役にたてていただければ幸いでございます。

さて、今回は「【車いすの旅】沖縄『ゆいレール』に乗ろう!」について、情報発信させていただきます。

ご紹介する宿泊施設の場所は、沖縄本島の沖縄県那覇市内を走る沖縄初めてのレールウェイ(鉄道/モノレール)です。

那覇国際空港から世界文化遺産の「首里城(シュリジョウ) 」へ行くにも大変便利で、那覇市内のみの沖縄観光を楽しむなら、『ゆいレール』だけで十分です。

開業も平成15年(2003年)と新しく、バリアフリーであるために車いす利用者のしてみれば、最高に使い勝手の良い公共交通といえるでしょう。

ちなみに沖縄県はユニバーサルデザインやバリアフリーに、とても力を入れているんですよ。詳細は下記をご覧ください。

※沖縄のバリアフリーに関する情報は下記リンクなどでもご確認できるようです。

しょうがい者・こうれい者観光案内所

沖縄は観光バリアフリーを宣言しており、バリアフリー旅行支援など障がい者か高齢者が沖縄観光する際に必要な、様々な情報を提供する専門窓口があるそうです。
リンク:沖縄県観光バリアフリーポータルサイト-バリアフリーOKINAWA

 

◆那覇空港1階階到着ロビー
住所:沖縄県那覇市鏡水150番地那覇空港国内線旅客ターミナル 1階到着ロビー( 総合案内所の隣 )
営業時間:10:00~18:00( 年中無休 )
連絡先:TEL:098-858-7760FAX:098-857-905
リンク:沖縄バリアフリーツアーセンター【那覇空港】

 

◆国際通り
住所:〒900-0014沖縄県那覇市松尾2-8-19 ドンキホーテ5F
営業時間:11:00~18:00(年中無休)
連絡先:TEL:098-860-8046 / FAX:098-860-8434
リンク:沖縄バリアフリーツアーセンター【国際通り】

ゆいレール 路線

まずは『ゆいレール』の場所を、Google Map で確認してみましょう!

〒900-0015 沖縄県那覇市久茂地1丁目

住所は、

詳細については下記サイトをご覧ください。

【車いすの旅】沖縄『ゆいレール』に乗ろう!2

出典:沖縄レール ゆいレール


『ゆいレール』は沖縄観光をするにあたってレンタカーを借りず、那覇市内だけの観光でOKといった方には最適です。

那覇空港駅-赤嶺駅ー小禄駅ー奥武山公園ー壺川駅ー旭橋駅ー県庁前駅ー美栄駅ー牧志駅ー杏里駅ーおもろまち駅ー古鳥駅ー市立病院前駅ー儀保駅ー首里駅(全15駅)

平成31年には首里駅からさらに延長して「那覇市首里汀良町」まで、あと4駅を増やす予定とのことでした。

【車いすの旅】沖縄『ゆいレール』に乗ろう!3

もちろん私セイタロウも乗車してきましたが、この日は沖縄でも寒かった2月なので、暖かい格好をしていました。

乗られたことのない方にとっては、イメージが湧きにくいと思いますが、東京お台場を走る「ゆりかもめ」とそっくりです。

ゆいレール バリアフリー

平成15年(2003年)8月開業のゆいレールですが、バリアフリーは徹底して整備されています。

バリアフリー新法施行前の開業ですが、交通バリアフリー法はすでに施行されていたので、それに適応するための完全バリアフリーということですね。

バリアフリー新法

正式名称は「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」として2006年施行。

高齢者・障害者・妊婦・傷病者などが移動したり公共施設などを利用する際の利便性・安全性を向上させるために、公共交通機関・施設および広場・通路などのバリアフリー化を一体的に推進することを定めた法律。

駅や空港、バスといった公共交通機関を対象にした「交通バリアフリー法」と、大規模なビルやホテル、飲食店などを対象にした「ハートビル法」を統合して内容を拡充したもの。

難しい法律の話はさておいて、とにかく駅のバリアフリー は良くできていました。

【車いすの旅】沖縄『ゆいレール』に乗ろう!4

出典:ゆいレール バリアフリー


もちろん駅やホームへはエレベーターで昇降できます。

【車いすの旅】沖縄『ゆいレール』に乗ろう!エレベーター

ただし、視覚障がい者 誘導ブロック(点字ブロック)は床面と同系色の色を使用してしまっているので、視力低下でぼんやりとしか見えない視覚障碍者にしてみれば、マイナスポイントとなるでしょう。

視覚障がい者 誘導ブロック(点字ブロック)は、基本的に床の色との違いがはっきり分かる色使いをすることとされています。だからはっきり分かる黄色が多いのですが、その辺を理解していない設計者が、デザインだけを優先して使い勝手を無視するとこのような結果になってしまうのですが、今後、改善されることを期待します。

【車いすの旅】沖縄『ゆいレール』に乗ろう!ホームドア

しかし、自動ホームドア&自動格納式スロープは大変素晴らしいかったです。

平常時は上記写真の通り普通のホームドアですが…

【車いすの旅】沖縄『ゆいレール』に乗ろう!格納式スロープ

電車が到着してホームドアが開くと、「ガチャ!」という音と同時に格納式スロープがせり上がります

最近は、東京や大阪など大都市部の地下鉄でも、このタイプの格納式スロープが設置されてきましたが、もっと普及すると良い装置だと思いました。

おそらくそれだけ設置料も高額だとは思いますが、駅員さんにとっても利用者の車いすユーザーにしてみても、双方にとって利用しやすい装置といえるでしょう。

それにしても、写真がちょっとピンボケでスミマセン。

まとめ

・ゆいレールはバリアフリーが行き届いています。

・視覚障がい者 誘導ブロック(点字ブロック)は床と同系色の色使いで判断が付きづらいです。

・ゆいレールで首里駅から首里城へ行かれる場合は、まず守礼門を目指して下さい。駅から守礼門までは徒歩で約15分です。

 詳細は[【車いすの旅】沖縄の世界遺産【首里城】に行こう! ]をご覧ください。

以上、「ゆいレール」に関する情報発信でした。

もしも行かれる際は、皆様にとって最高の観光となることを願っております。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。セイタロウ

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