社会福祉 専門用語備忘録【そ】

社会福祉泉温用語そ

障がい者生活のセイタロウです。
このブログのこの記事をご覧くださりありがとうございます。

私は普段、社会福祉士として障がい者の相談支援業務を担当している相談員なのですが、日々の会議や同業者との間で交わす専門用語について、何となく使っているものの実は詳細までの把握は、ぼんやりだったりするモノも多くあります。お恥ずかしい話なのですが…。

それなので、改めて自分自身への備忘録として社会福祉専門用語を整理してみようと思いました。

また、この【障がい者生活】をお読みいただくうえで、専門用語について詳しくお知りになりたい方々にとっても役立てていただければ幸いでございます。

このページでは、社会福祉専門用語【そ】から始まる専門用語について解説して参ります。

側方アプローチ

【意味】

側方アプローチとは、⾞イス使用者などが、⾞イスから便器に移乗する時の移動パターンの一つ。

移乗には、便器の正面から、やや斜め方向や真横、使器と同じ向きになって便器の横に、⾞イスをつける方法などのいくつかの方法がある。

便器と同じ向きになって真横に⾞イスをつけることができ、便器側のアームサポートを外す事ができれば、わずかな距離で便器への移乗が可能となる。

上肢や体幹にも障害のある頚髄損傷者でも一部の人は自力で利用出来る。

 

増改築相談員

【意味】

増改築相談員とは、住宅のリフォームを考えている消費者からの相談に誠実に対応して、必要に応じて積極的に助言などを行い、住宅のリフォームの健全な普及を促進する者。

他には、住宅リフォームの具体的計画や見積りなどを行う。

現在、全国で約18,000 人の方が増改築相談員として当財団に登録をしている。

リンク:公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター 増改築相談員

ソーシャルワーカー

【意味】

ソーシャルワーカー(英:Social Worker)とは、主に社会福祉事業などに従事して、社会福祉学を基に社会福祉援助技術を用いて社会的に支援を必要とする人とその環境に働きかけを行う者をいう。

相互扶助

【意味】

相互扶助とは、ある問題が生じた時に、その集団や地域社会の中(町内会や隣組など)でお互いに助けあい、援助しあうこと。

葬祭扶助

【意味】

葬祭扶助とは、生活保護制度の生活扶助、住宅扶助、教育扶助、介護扶助、医療扶助、出産扶助、生業扶助、葬祭扶助、左記の8つの扶助構成のうちの一つ。

葬祭扶助とは、八種の扶助のうちの一つで、葬祭に関する扶助。

原則として現物で給付される。

措置制度

【意味】

措置制度とは、社会福祉領域における、行政の公的責任においてサービスや費用負担などを決定して、利用者にサービス提供を行う事ことで行政の権限による行政処分のことをいう。

行政から一方的に与えられるサービスなので、利用者の自己決定権が希薄であるなどの問題も生じる。

介護保険制度までは、特別養護老人ホームの入所や訪問介護(ホームヘルプサービスなどのサービス利用は措置制度によって行われていた.

現在でも、児童・障害者・高齢者の虐待保護などによる対応措置や、精神疾患患者の医療措置としての措置制度がある。

措置委託

【意味】

措置委託とは、地方公共団体以外の社会福祉事業を経営する者が措置の実施者で、入所その他の措置の委託を行うこと。

措置施設

【意味】

措置施設とは、市町村などの行政機関が行政行為として、入所・通所運営する社会福祉施設。

リンク:厚生労働省 社会福祉施設の整備・運営

措置費

【意味】

措置費とは、関係法令に基づいた都道府県知事や市町村⻑の福祉サービスを実施するための人件費や物件費などの経常的経費。