障がい者生活のセイタロウです。
このブログのこの記事をご覧くださりありがとうございます。
私は、頸髄損傷C6四肢麻痺という比較的重度な身体障害がある手動車いすユーザーなので、やはり福祉機器や、福祉機器とカテゴライズしていなくても、障がいがある身体で使いやすそうな機器やグッツを見つけると、ついつい注目してしまいます。
というのも実はその昔、ユニバーサルデザインに関する商品開発やデザインをする仕事もしていたんです。詳しくはプロフィール をご覧いただければと思いますが、そういった理由から自分が考えることも好きなんですが、それを見て想像を膨らませるのも大好きで、とにかく障がいがあってもなくても生活を便利にする物は大好物!
参考
セイタロウのプロフィール障がい者生活管理人&著者セイタロウの自己紹介
だから、「福祉機器」、「バリアフリー」、「ユニバーサルデザイン」、「便利グッツ」、「アイディア商品」等といったキーワードを見つけると、ついつい目が行ってしまうのです。
そんな中、今回は「手動車いす電動ユニット」(パワーアシスト装置)に注目してみました。
電動ユニットとは?
「電動ユニット」とは、手動車いすに電動アシスト装置を付けることによって、時には家庭内で日常生活用の手動車いすとして使用し、またある時には外出時に電動ユニットを装着することによって、日常生活用の手動車いすのまま電動車いすとほぼ同じような感覚で使用することができる、脱着可能式パワーアシストユニットのことです。
この電動ユニットを装着することによって、介助者の介助なく気軽に自由に外出を楽しむことが出来ます。
上記MEMOでも記載した通り、手動車いすユーザーでも女性や高齢によって体力等に自信のない方々や、普段は頑張って手動車いすをガンガンこいでいる方だって「たまには楽したいなぁ」と思われている方など、電動ユニットを上手に活用することによって、日常生活やレクリエーションの幅が大いに広がります。
電動ユニットには、様々なタイプやメーカーがございますので、この項では【前方ユニット】に的を絞ってご紹介させていただきます。
まず最初に紹介するのは、フランスのメーカで作られた、前方車輪型電動ユニット「NINO ONE」です。
出典:https://www.nino-robotics.com/nino-one/
フランスというだけでオシャレな響きに感じてしまいますが、デザインもカラーセンスもとても素晴らしい電動ユニットです。
出典:https://www.nino-robotics.com/nino-one/
専用のアタッチメントによって、ほとんどの車いすに取り付け可能なようで、「サイズや重量ともに大変コンパクトにできているので、電車や飛行機にも簡単に乗り込めます」とコメントが記載されていました。
出典(リンク):NINO ONE
価格はメーカー希望小売価格€4,176.00(1ユーロ=130円とすると542,880円)(本体のみの価格)なかなか高額ですね…。
バッテリー:標準リチウム電池24V 7.4 AH(14.8 AHオプション)
速 度:6段階 最高時速約10km/h
走 行 距 離:15~20km(1回の充電での走行)
色 :緑/青/赤
重 量:9.8kg
– 航空輸送に対応
ちなみに、私セイタロウの場合は頸髄損傷(受傷部位:C6)で四肢(足二肢と腕二肢)運動機能障害があり、手指運動機能が全廃(手のひらや指を動かす運動神経が麻痺)のため握力がないので、このタイプの電動ユニットだとアクセルやブレーキを握っての操作は難しそうです。
日本での取扱店舗については現在調査中ですが、最寄に車いす販売店へ直接問い合わせた方が早いかもしれません。
フランスのAmazonサイトでも購入できそうですが、輸入できるかは正直分かりません。
日本での走行基準に満たない可能性もあるのでご注意ください。
詳細情報が分かり次第、情報を更新いたします。
次に紹介するのは、アメリカのメーカーが作成した電動ユニット、「Firefly Electric Attachable Handcycle」です。
出典:https://riomobility.com/firefly/
連結アタッチメント設置が手間取りそうですが、その設定が済めば本体の取り付け取り外しが、数秒で可能となるそうです。
出典(リンク):RIO Mobility
価格はメーカー希望小売価格$2,454.00(1ドル=110円とすると269,940円)(本体のみの価格)
アメリカのAmazon.comからも個人輸入で購入できるようです。
バッテリー:標準リチウムイオン電池36V、6.6AH、238Wh
速 度:最高時速約19km/h(リミッターあり)
走 行 距 離:おおよそ24km(1回の充電での走行)
色 :シルバー
重 量:14kg
こちらのタイプも、私セイタロウのような頸髄損傷(受傷部位:C6)で、四肢(足二肢と腕二肢)運動機能障害があり、手指運動機能が全廃(手のひらや指を動かす運動神経が麻痺)のため握力がない人にとっては、アクセルやブレーキを握っての操作は難しそうです。
日本での取扱店舗については現在調査中ですが、最寄に車いす販売店へ直接問い合わせた方が早いかもしれません。
日本での走行基準に満たない可能性もあるのでご注意ください。
詳細情報が分かり次第、情報を更新いたします。
※ほぼ同様の商品が下記から購入することが出来ますよ!ご覧いただくだけでも是非!
次に紹介するのは、イタリアの電動ユニットメーカー、トリリスです。
ここで紹介するのはモデル8ですが、その他にも様々な商品展開があるようです。詳細はサイトをご確認ください。
出典:http://www.trirideitalia.com
すごいスピードですね。
頸髄損傷者のC5やC6レベルでも運転できそうなオプションもあるそうです。
出典(リンク):トリリス
価格はメーカー希望小売価格€4,694.40(1ドル=130円とすると610,272円)(本体のみの価格)高額ですね。
バッテリー:標準リチウムイオン電池36V
速 度:不明
走 行 距 離:おおよそ25km(1回の充電での走行)
色 :黒/シルバー
重 量:8kg
こちらのメーカーの電動ユニットは、私セイタロウのような頸髄損傷(受傷部位:C6)で、四肢(足二肢と腕二肢)運動機能障害があり、手指運動機能が全廃(手のひらや指を動かす運動神経が麻痺)のため握力がない人にも操作ができそうです。
日本での取扱店舗については現在調査中ですが、最寄に車いす販売店へ直接問い合わせた方が早いかもしれません。
日本での取扱代理店があれば、きっと人気が出そうな気もしますが、スピードが速すぎて日本での走行基準に満たない可能性もありますね。
詳細情報が分かり次第、情報を更新いたします。
前輪駆動式の電動ユニットは、その他にも複数の海外メーカーの物がありますが、ここでは個人的趣味によってより良い商品と思う物のみを紹介させていただきました。
この分野に関しては、以前は今仙技術やOXエンジニアリングなどの日本のメーカでも作成販売されていたのですが、日本独自の店舗構造事情や、混雑時の人々の密集具合などではなじまなかったようで、いつの日か日本メーカーは次々と撤退してしまいました。
さらに、注目を集める見た目も普及しづらい要因だったのでしょうか?…。いずれにしても、今となっては海外メーカーの製品が主導のとなっていますが、大きな難点としては取り付けや取り外しに手間がかかり、出かけた先でこれを装着したまま施設に入るには少し抵抗があるように感じます。(日本人だけかな?)
いずれにしても、技術は日進月歩で進化しているので、今後、さらに切磋琢磨して、より良い商品が世に生まれることを大いに期待しております。
今後、素晴らしい電動ユニットを見つけたら、こちらの情報も随時更新させていこうと考えております。
参考
手動車いす電動ユニット【後方ユニット編】手動車いすの後方に電動ユニット取り付けるタイプの情報です
参考
手動車いす電動ユニット【アタッチメント編】手動車いすにアタッチメントで取り付けるタイプの電動ユニット情報です
ネットでこんなに安い電動車いすも売られていました。
驚きの値段です。
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