【車いすの旅】沖縄の世界遺産【首里城】に行こう!

はじめに

障がい者生活のセイタロウです。
このブログのこの記事をご覧くださりありがとうございます。

私は、頸髄損傷C6四肢麻痺という比較的重度な身体障害がある手動車いすユーザーなのですが、旅行が趣味で、時には念入りにバリアフリーユニバーサルデザインが整っているか調べ、また、時には何の下調べもせず行き当たりばったりで非バリアフリー非ユニバーサルデザインあえて楽しむ(最近はこちらのスタイルの方が多いかも…)スタイルで旅行に出かけています。

そんな私が、全国津々浦々…というのは大袈裟ですが、「車いすの旅」として様々な観光名所に行った際のバリアフリーやユニバーサルデザイン情報を発信して、このブログをご覧になったご本人や、友人や、ご家族や、ご親戚等の車いす利用者の方が少しでも安心して、「車いすの旅」を楽しむための情報として、お役にたてていただければ幸いでございます。

さて、今回は「【車いすの旅】沖縄の世界遺産【首里城】に行こう!」について、情報発信させていただきます。

ご紹介する宿泊施設の場所は、沖縄本島の沖縄県南城市にある世界文化遺産の「首里城(シュリジョウ)」です。

那覇空港からは車でも、ゆいレール(モノレール)で首里駅からも行ける場所にあります。

ただし、車だと駐車場から徒歩数分、ゆいレールだと首里駅から守礼門のあるあたりまで徒歩約15分の道のりを歩かなければ、車いす用のスロープがある場所へ行けません。

しかも、首里城全体が標高130mほどある小高い丘の上にあるために、どちらにしてもかなりの長い登り坂を上って行かないと首里城正殿へたどり着かないのです。

だから、車いす利用者の皆さんが首里城へ行く際には、車いすで自力でスロープを上る自信があるか、車いすを押す介助者を何人か連れてスロープを上るか、電動車いすで行く必要があります

したがって、「それでも行ってみたい!」というチャレンジャー車いすユーザーに向けて、情報発信をさせていただきます

※沖縄のバリアフリーに関する情報は下記リンクなどでもご確認できるようです。

しょうがい者・こうれい者観光案内所

沖縄は観光バリアフリーを宣言しており、バリアフリー旅行支援など障がい者か高齢者が沖縄観光する際に必要な、様々な情報を提供する専門窓口があるそうです。
リンク:沖縄県観光バリアフリーポータルサイト-バリアフリーOKINAWA

 

◆那覇空港1階階到着ロビー
住所:沖縄県那覇市鏡水150番地那覇空港国内線旅客ターミナル 1階到着ロビー( 総合案内所の隣 )
営業時間:10:00~18:00( 年中無休 )
連絡先:TEL:098-858-7760FAX:098-857-905
リンク:沖縄バリアフリーツアーセンター【那覇空港】

 

◆国際通り
住所:〒900-0014沖縄県那覇市松尾2-8-19 ドンキホーテ5F
営業時間:11:00~18:00(年中無休)
連絡先:TEL:098-860-8046 / FAX:098-860-8434
リンク:沖縄バリアフリーツアーセンター【国際通り】

場所

まずは首里城の場所を、Google Map で確認してみましょう!

〒903-0815 沖縄県那覇市首里金城町1丁目2 首里城

住所は、

詳細については下記サイトをご覧ください。

リンク:首里城 – 琉球王国繁栄の物語る 世界遺産 首里城

首里城は元々琉球王朝の御城(グスク)跡地だったのですが、先の大戦と大学の開校によって一部史跡を残すのみだった状態から、1980年代末から復元が始まって1992年に現在の首里城正殿の状態になったそうです。それなので、正式には首里城跡として世界遺産にも登録されているとのこと。つまり、現在の正殿や城壁は世界遺産ではないんだそうです。

それでも、城好きにはそんなことはあまり関係ありません。

だいたい、大阪城も名古屋城も近代建築ですからね。雰囲気を味わいながら浪漫を感じられれば、それで充分なんだと私は思います。

アクセス

車・レンタカー

  • 那覇空港から国道331号線へ出て、那覇市内中心部へ。
  • 国道58号線に入り、泊交差点を右折。
  • 県道29号線を直進して首里方面へ。

※ 那覇空港自動車道「豊見城・名嘉地IC」をご利用の場合 「南風原北IC」を降りて一般道路(国道329号線)をご利用下さい。

ゆいレール(モノレール)

  • 那覇空港駅から「ゆいレール」に乗車。
  • 首里駅にて下車。 徒歩約15分で守礼門に到着。
  • 首里駅からは路線バス (首里城下町線7番・8番)も出ています。
  • 首里城前バス停にて下車。徒歩3分で守礼門到着。
那覇空港駅からの運賃
大人 330円
小児 170円

※フリー乗車券をお持ちの方は、入館料が割引になります。

路線バス

  • 市内線(1、14、17)番、市外線(46)番に乗車し、首里城公園入口バス停にて下車、徒歩約5分で守礼門に到着。
  • 首里城下町線(7、8)番に乗車し、首里城前にて下車、徒歩1分で守礼門前に到着。
  • 市内線(9、13)番、市外線(25、97)番に乗車し、山川バス停にて下車、徒歩約15分で守礼門に到着。

タクシー

  • 那覇空港から 約10km 約40分~60分
  • 那覇市内(国際通り 三越前) 約4km 約15分~25分
  • 識名園から 約3km 約10分~20分

沖縄本島全域を回るのであればやはりレンタカーが便利ですが、車いす利用者単独や、車で来ない場合は、やはりゆいレールがお勧めだと思います。

しかし、首里駅から守礼門までは通常の徒歩で15分ほどかかる坂道の上り坂を、ひたすら登らないとたどり着きません

とにかく、まずは守礼門を目指してください。

首里城正殿まで行く車いす利用者用スロープは、守礼門のすぐ近くにあるのです。

守礼門

2000円札でおなじみの守礼門です。

出典: Google ストリートビュー 守礼門

せっかく守礼門を目指してきたので、やはりここは写真に収めてみてはいかがでしょうか?

なお、ここがグーグルストリートビューで見られるということは、当然?…ながら首里城正殿まで見ることが出来ますよ。次の項目でも首里城正殿まで上るスロープについて説明しますが、全行程でどのぐらいの上り坂を登るのか、特に車いすユーザーやその介助をされる場合は、是非、ストリートビューで確認されてみて下さい。

もちろん、ゆいレールの首里駅からこの守礼門まで来る道のりもストリートビューで確認されておくこともお勧めしておきます。

そうすれば、“こんなはずじゃなかった”なんてことも、軽減されるかもしれませんし、介助者が押し疲れて不機嫌になることも防げる…かな?。

何度も書きますが、とにかく坂がすげぇえんじゃ~!(笑)

まあ、電動車いすユーザーなら上り坂でも問題ないんですけどね。

という訳で、確認がすんだら、いざ首里城正殿を目指して進みましょう!

一般的な歩行される健常者の観光客の方々は、この守礼門を抜けてまっすぐ進み次に現れる「歓會門」へと進みます。

もちろん、車いす利用者もその「歓會門」へ進んでもよいのですが、「歓會門」を越えると…そこは階段です。

それなので、「歓會門」を見ても見なくても、守礼門を越えたら公道を右側(東側)へ進みます。

※案内看板にも「こちら→」みたいな看板がありますよ。

首里城 正殿へ向かうスロープ

出典:Google ストリートビュー 首里城正殿へ向かうスロープ

こちらが首里城正殿へ向かうスロープです。ちょっとひっそりしているので分かりづらいかもしれません。

ちなにみ、左側が緩やかなスロープで、右側が急なスロープです。安全のためにも、是非、左側をお勧めします。

緩やかなスロープは、頸髄損傷C6四肢麻痺の私セイタロウでも、なんとか登れるほどのスロープですが…介助者がいるなら無理は禁物です。楽をしましょうね。

このスロープを越えたら、石垣をくぐる小さな門を入り、さらに森の中を抜ける緩やかなスロープを登るとようやく、首里城正殿の手前の広場までたどり着きます。

この奥の建物を左奥に何となく見えるスロープで越えれば、いよいよ首里城公園(首里城正殿前広場)に到着です。

首里城正殿

ようやく到着です。

ちょっと隠れている部分の多い写真ですが、大人数の家族旅行で行った際の写真なのでご勘弁を。

実際の荘厳な雰囲気は、行かれた時のお楽しみ、ということで。

そして、せっかくここまで来られたら、是非、正殿の中もご覧になって下さい。

正殿には階段を上って入りますが、車いすのまま入れるように段差解消機もあります。なんくるないさぁ。

玉座も見られます!…座れませんけど。(ちょっとピンぼけです)

その他にも、車いすのまま行ける場所があるので、くまなくご散策されてみてはいかがでしょうか。

まとめ

・首里城へは上り坂が沢山あることを覚悟で行かれて下さい。

・首里城正殿へ行かれる前にGoogleストリートビューで全行程を確認されることをお勧めします。

・ゆいレールで首里駅から行かれる場合はまず守礼門を目指して下さい。駅から守礼門までは徒歩で約15分です。

・車いす利用者が首里城の正殿がある場所へ行くには守礼門の近くにあるスロープからでないとたどり着けません。

・首里城正殿および周辺の建物はバリアフリーになっているので車いすのまま観光が可能です。

・当然ですが帰りはずっと下るのでご注意ください。介助者がいれば後ろ向きに坂を下ることをお勧めします。(もちろんどのように下ろうと自由ですけど。)

以上、世界遺産「首里城」に関する情報発信でした。

もしも行かれる際は、皆様にとって最高の観光となることを願っております。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。セイタロウ

関連書籍

セイタロウ

Leave a Comment
Share
Published by
セイタロウ